Excel VBAのABS関数の使い方と注意点について

はじめに

Excel VBA には様々な数値関数がありますが、その中でも「ABS関数」は比較的使われることが多い関数の一つです。本記事では、ABS関数の概要と使い方について解説します。

ABS関数とは?使い方は?

ABS関数は、与えられた数値の絶対値を返す関数です。絶対値とは、数値の符号を取り除いたものを指します。例えば、-5の絶対値は5、5の絶対値は5です。

ABS関数は、次のように記述します。

ここで、「数値」には、絶対値を求めたい数値を指定します。

以下は、ABS関数の使用例です。

上記の例では、-5と10の絶対値を求めています。ABS関数を使うことで、数値の符号を気にすることなく、絶対値を求めることができます。

注意点

ABS関数は、数値型のデータに対してのみ使用することができます。文字列型や日付型のデータに対して使用すると、エラーが発生します。また、ABS関数に渡す引数は、必ず数値型の変数や式である必要があります。

まとめ

本記事では、Excel VBAのABS関数について解説しました。ABS関数を使用することで、数値の符号を気にすることなく、絶対値を求めることができます。数値型のデータに対して使用することができ、引数は必ず数値型の変数や式である必要があります。

サンプルコード

以下は、入力されたセル範囲内の数値の絶対値を求め、別のセル範囲に出力します。また、絶対値が10以上の場合は赤色、それ以外の場合は青色でセルを塗りつぶします。

入力された数値列の偏差の平均を求めるサンプルコードです。偏差の平均は、各数値から平均値を引いた値の絶対値を求めた後、その平均値を求めます。

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